01 Delhi


Delhiですよ。


そうです。インドに着いたんです。
入るのはやけに簡単やった。
大した検査も無く、素通りに近かった。
深夜1時だってのにやけに暑く
此処が自分の知っている場所ではないと実感する。
60US$程ルピーに両替。
この日はホテルを取っていたので向かえが来てました。
サクラはホテルすら取ってなかった。
んで俺らと同じホテルに行くことに。
迎えの車に乗り込む。
咽返るような暑さの中空港から出発。
すると、深夜の筈なのに渋滞が起きるほどの交通事情。
しかも、規制も無いのか、とんでもない大気汚染。
小1時間走っただけで喉がガラガラ。
壮絶なクラクションの嵐。そういえばミラーも無い。
車線は関係ないのか、
左車線から右側の逆車線(対向車来てるし)
に突入。怖いよ。でも自分がインドに居るんだと思えば
案外普通になってくる自分がいたり。
ホテルに到着


そんなスリリングドライブを終え、最初のホテルに着く。
中クラスのホテル。まぁまぁな装備。
んでも、クーラー付いてるだけでも凄い。
ホテルにとりあえず着いた3人は
出会いを祝してウィスキーを飲み始める
何でインドに来たのか、自分の話、
出会いのすばらしさや、恋とか。
それでも疲れていたので爆酔。4時ぐらいだったかな??


インドですやんと無邪気に騒ぐ正登。
Delhiの朝(9/4)


9時に2人は起き出し、朝食を取る。
シンプルなパンにコーヒー。
オレンジジュースは最低でしたが。
まあインド。気にしない。
何か、下手な薬の味でした。
さて、此処でインドの洗礼が始まるわけです。
騙された?!

さて、時間は少し戻り朝食を食べに行く前の僕らに話しかけるインド人。
英語でデリーの地図やインフォメーションは要らないかい??
と。確かに必要だと思い、OK。朝食が終わり、其の男について行く。
今思えば、完全にコースなんよね。騙される。
怪しげなオフィスに連れて行かれ、旅の予定を聞かれる。
彼が言うには最近電車のチケットが取りにくいとか。
そこで、Delhi→Jaipur→Agraの電車チケットを取ってくれるとか。
なんとなく信じた僕らはチャイを飲ませてもらい、64US$を払う。
何か変だがまぁ妥当かなと思い部屋に帰る。
サクラとともに、町へ出てみる。あさ10時だってのに賑やかだ。
朝は4時からクラクションの嵐。こいつ等いつ寝てんだよ!
なんて思いながら、町を歩いてると、なんか、またおっさんが近づいてきて
ITDCってとこに行くといいよとしきりに進めてくる。
其処は政府機関だから安心だよとかいわれて。

(右の写真は何の関係もありません。
決してこいつに騙されたわけではアリマセンノデ)
右写真はインド人参考写真です。

誰だよコイツ(笑)
其のおじさんはいつまでも付いて来て結局
ITDCの前まで付いて来た。
その辺でお別れして通り過ぎようとすると、
日本語を話すソコのスタッフに
見つかる。ちょっといいですか?そういって話しかけられる。
あまり信じてない俺らを結構強引にオフィスに連れ込み、
チャイをご馳走してくれる。そして、
「お前らは騙されたんだ!!」
と言い放ちお金取り返してやるよ。と唆される。
捨てる神あれば拾う神在り。
ちょっと喜んだ。
そして言葉巧みに僕達を言い包め、なんと201US$
こんな大金を巻き上げられる。
やけどあまり金銭感覚が良く判らない僕らは
支払いを済ませデリー観光に出かける。

ここがITDC如何にも胡散臭い!

左は運転手のサニー 右はボス

そう。此れがかの有名なIndian Gate。
コイツは第2次世界大戦終結の時にインドとイギリスの戦死者の慰霊碑です。
写真では見えませんが石に一人一人名前が刻まれてます。
圧巻。
宗主国と植民地の間には必ず深い確執が残るのにイギリス軍の戦死者まで刻銘されている所にインドの懐の深さを感じずには居られなかった。
Delhi観光


さて車に乗り込んだ僕らはDelhi観光に。
始めに、ラクシュミーナラヤン寺院を訪れた。
インドには多くの宗教を信仰する人が住んでいる
だから寺院もあればモスクもある。ちょっと不思議だ。
それから、ご飯も食べた。カレー。
初めて手で食べた。
チキンカレーとマトンカレー
(注意 的場のカレーではありません)。
すげー旨かった。
何かそれ以上に、手で食べると、
雑味が少なくとてもストレートにカレーを味わえる。
そんな快感を引きずりながら夕方から、
インド門、ラージガートを訪れた。
ラージガートってのは、インドの父ガンディーの死後
火葬された場所。とてもデリーとは思えない静けさの中、
大きな公園のように、整備されている。
今でもそこを訪れる人は絶えることなく、
献花やお香の香りが立ち込めている。
其処まで後世の人に讃えられる人、聞いたこと無い。
チラッとシカ見れなかったのがラールキラー。
この国は実は準戦闘体制国。軍事的目的で
中は見れなかった。残念。しかしほぼ同じような城が
アグラに在るのでそちらに期待♪
そんなこんなで夕暮れが来て、ITDCに帰る。














此れはラージガート。
凶暴な光を避け、
木陰に佇む人達。














ラールキラー。
此処は5代皇帝が造った。
別名Red Fort。
其の名の通り真っ赤です
この国の影を見た。


何があったかって?
この日の夕方、ITDCの人が取り返してくれると言った
お金。返してもらいに行くのに、ひと悶着あったわけさ。
電話で引っ切り無しにヒンデゥー語で罵り合った後、
何故か警察と一緒にその騙されたオフィスに行く。
結局、其処で半額の32US$相当の1440ルピー程を
返してもらった。しかしである、インドの怖さはここから。
なんと、ITDCに帰った僕らに、チップをよこせと
警察官が公然と言ってきたのだ!!
は??公務員だよな貴様!!
怒り心頭だがここはインド。
骨をうずめるつもりは無いので素直に300Rsほど払う。
此れでいいのか!!インド!!
(写真は何の脈略も無いです。悪しからず。)

ホテルにて

そう。此処はデリーでの最後のホテル。
サニーはお調子者の運転手で、
今日は俺が奢るから!と言い、ウィスキーを片手に来襲。
其処からまた宴会(笑)
インドと日本について色んなことを話した。
英語で話すので中々巧く思いを伝えられなくて
モジモジしながらでも一生懸命話をした。
中でも感銘を受けたのはこんな話だった。
インドにはたくさんの宗教が共存している。
ヒンデゥー、ジャイナ、仏教、シーク…挙げればきりが無い。
それらの神は名前や形が変わっただけで、
神としてなんら変わりないという。
大らかというか、なるほど、と思わずには居られなかった。
考え方っては、ほんとに文化と一緒で違いがある。
其れは、受け入れられるとか其れ以前に、興味がある。
男女関係なんてもっと面白かった。
ここで云うのも難なんで、後々ということで。
そうだ!!上の写真の女の子がサクラです。
骨あるっしょ?女一人インド旅、つええよコイツは!!
酔いも回りブチキレ状態で睡眠。
明日はジャイプルに向けて出発です!!!

さて、Delhi編はここで終わり。9/5はジャイプルに向けて出発です!

正登の日記から
サニーからは色々なインドの文化や考え方などを教えてもらい、インドに触れた気がした。
神は神であって姿かたちや名前が変わったとしても其れは神であるに違いないという考えを聞いたときには
涙が出そうになった。インドの人はこんな宗教的考えを持っていた!(抜粋 一部改変)
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